🟠カウンセラーに求められる3つの基本的態度②無条件の肯定的配慮(Unconditional Positive Regard)

🔶無条件の肯定的配慮(Unconditional Positive Regard)

無条件の肯定的配慮(Unconditional Positive Regard)は

クライアントの言葉や感情を、

善悪の評価や好悪の感情を交えず、「ありのまま、価値あるもの」として受け止める態度です。

核心的な意味:「条件」をつけない受容

・価値の条件づけからの解放

 人は通常

「勉強ができたら褒められる」

「良い子にしていれば愛される」という「条件付きの価値観」の中で生きています。

 無条件の肯定的配慮は、そうした社会的評価や条件を一切排除し

 その人の「存在そのもの」を受け入れます。

・非審判的(ノン・ジャッジメンタル)な態度

 クライアントがどれほど倫理的に反すること、

 世間一般的に「間違っている」とされることを語っても、

 カウンセラーは裁判官のように裁いたり、非難したり、

 あるいは無理に褒めたりしません。

最大の誤解:「行動への同意」ではない

最も誤解されやすいのは

「相手の言うことや、行うことすべてを肯定・承認する」という意味ではない点です。

・「感情・存在」の受容

 「そうした行動をとってしまった(あるいは、そう考えざるを得ない)あなたの苦しみや背景」を

 ありのまま受け止めます。

・「行動・倫理」の肯定ではな

 例えば、クライアントが「人を傷つけてしまった」と告白した場合

 その「傷つける行為」を素晴らしいと肯定するわけではありません。

 「傷つけずにはいられなかった、その人の激しい怒りや恐怖「心の痛みの存在」を

 そのまま否定せずに受け止めます。

なぜ無条件の肯定的配慮が必要なのか?

人は他人から否定や批判を受けると、

自分を守るために防衛的(言い訳をする、本心を隠す、嘘をつく)になります。

・自己防衛を解く

 どんな自分をさらけ出しても拒絶されない(安全な環境である)と確信できたとき

 人は初めて防衛の鎧を脱ぐことができます。

・自己受容の開始

 カウンセラーから無条件に受け入れられる体験を通して、

 クライアントは「こんなダメな自分でも、ここにいていいんだ」と

 自分自身を無条件に受け入れられる(自己受容できる)ようになります。

具体例:条件付きの配慮と無条件の肯定的配慮

部下が「任された仕事がプレッシャーで、怖くて逃げ出したいです」と相談してきた場面を想定します。

条件付きの配慮(ジャッジ・評価)

逃げ出したいなんて、責任感が足りないよ。

期待しているんだから、もっと強くなってくれないと困るな。

ー成果や強さという条件を満たすことだけを求めている。

無条件の肯定的配慮(ありのままの受容)

それほど大きなプレッシャーを感じて、

怖くて逃げ出したくなるほど追い詰められているんだね

ー逃げ出したいというネガティブな感情を否定せず、その状態にある部下をそのまま受け止める。

結果:部下は「この人は自分の苦しみをそのまま分かってくれた」と感じ、

自分自身を無条件に受け入れられる(自己受容できる)ようになります。

メンタルカウンセリング、いたしましょう。

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