🌱「認知」について
本日から「認知」のお話をしたいと思います。
そもそもこの「認知」とは?
🌱認知とは?
外界の状況を知覚したり、情報を記憶したり、判断したりする一連の知的機能全般を指します。
心理学では、注意、記憶、思考、言語の理解などの物事の捉え方、および、捉えた事象を解釈する、
一連のプロセスを包括する言葉として使われています。
この、「認知」が少しずれてしまったり、歪んでしまう、ということは
実は誰にでもあることなのですが、
それに寄って、「生きづらさ」を感じてしまう方が
とても多くいらっしゃいます。
ではその「認知の歪み」とは何でしょう?
🌱認知のゆがみとは
また「認知のゆがみ」とは、
物事を論理的に解釈できずに偏った捉え方をしている状態
「思考の癖」とか、「バイアス」などと言われることもあります。
「認知のゆがみ」は、アメリカの医学博士「アーロン・T・ベック氏」(1921-2021)が提唱した概念。

ベック氏は「認知のゆがみが抑うつを発生させる」と指摘しました。
以前はネガティブな感情が、うつ病などを引き起こすとされていましたが
ベック氏が提唱した「認知のゆがみ」という概念により
認知がネガティブな感情を引き起こすという理論が誕生しました。
つまり、認知を変えれば、抑うつな気分が軽減されるということ💡
それこそが「認知(行動)療法」のもととなっています。

🌱認知のゆがみによる弊害
認知のゆがみが生じると
受け取った情報を客観視したり、
他の人の意見を取り入れて自分の考え方を修正したりすることが
難しくなります。
誰もが、認知のゆがみを抱える可能性があり、
それ自体が悪いものではありません。
ただ、認知のゆがみでストレスを抱える場合や
何となく生きづらい、と感じるときは
何らかの対処法があったなら。
きっとお楽になれるはず🌱
次回は、認知のゆがみの代表的なパターンと対処法をご紹介していきます。