🟧 ゲシュタルトの祈り−You're you.I'm me.という考え方。

「ゲシュタルトの祈り」とは、

ドイツの心理学者フレデリック・S・パールズ(1893~1970年)がローラ夫人と共に創設した

「ゲシュタルト療法」で使われる「祈り」のこと。

私は私のために生き

あなたはあなたのために生きる。

私はあなたの期待に応えて行動するために

この世に在るのではない。

そしてあなたも、

私の期待に応えて行動するために

この世に在るのではない。

もしも縁があって、

私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。

出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。

悩 み、苦しむのは、「こうあらねばならない」という思考が

少し強いのかもしれません。

幼少期に知らずに植え付けられた価値観も、

根底にあるのかもしれません。

自分がこうしているのだから

相手もそうするのが当然である、という思い込み、とか、

自分がやった分は、相手も自分に返すべきである、という思い込み。

見方を変えると、そのような思考や価値観は、

他者に否定されることで落ち込むこともあるかもしれません。

互いに

🔸強制しない

🔸干渉しない

🔸求め過ぎない

他者との関係こそが、

自分らしく、自己を大切にした生き方なのだと

この「ゲシュタルトの祈り」は語りかけてくれています。

健全で、居心地の良い関係には

適度な距離感が必要なのでしょう。

すべてをあるがままに受け入れる。

ないものねだりをしない。

あり得ないものを追い続けない。

認める。

許す。

理解しようとする。

これは恋にも言えることです。

彼は彼。

私は私。

どんなあなたも、大切なあなたよ、と思えたら。

そしてまた大切なことは、

🔸誰からでも受け入れなければならない、と思い込む必要も無い、ということ。

🔸受け入れられなかったとしても、それで良い、と思える寛容。

🔸弱気にならず。

🔸自己中心的でもなく。

🔸依存的でもない。

大人としての生きる姿勢。

最後の一文「出会えないこと、それもまたよし」という言葉には

「すべてをあるがままに受け止めるゲシュタルトの精神」が集約されているのだと思います。

「出会えないということに出会っている」と言い換えることもできますし

さらには

「出会えたことは奇跡のように素晴らしいこと」と言い換えることもできるのはと

私は思っています。

人との関係に悩むとき。

恋人との距離感が図れずお辛い方は、お話聴かせてください。

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