▪︎時間を止めたいくらい。
週半ばでも良いので
いつでも来てと伝えてあった。
洗濯もするし
お風呂に入って食事をして
すぐに眠ったらいい、と。
俺が行くと
わかばも一緒に早起きしなくちゃいけないでしょ、と言う。
そんなことは
なんでも無いのに、とおもう。
君のために早起きすることは
喜びなだけ、であるのに
君はそれに気づけないの?
昨夜のLineで
「毎朝、今日は行こうと思うんだけれど
結局遅くなるから言えずにいる」と言っていた。
ここのところずっと、帰りが遅いのだそうだ。
毎晩Lineが送られてくるのも、今週はいつも21時を回っている。
わかばの家で時間を止めたいくらい、大好きだよ、と
綴られたLineに、
二人でいる間だけ、時間止まったらいいのに。
せめて二人の時間だけ10倍スローとか。
そしたらずっと二人で蜜の中にいられる。
と送り返しながら、
私は真剣に、心から
恋の神様に祈っている。
神さま。いるのでしょ?
どうか。
どうか。
二人の時間を止めて。と。
それと神さま。
どうか。
できるのならば。
彼の時間だけを進めて、
私の時間をこれ以上、1秒も進めずにいてほしい。
若く、美しい彼だけが
少しずつ歳を重ねて私に近づき、
二人がもっとnearになるまで、
私はもう1秒も。
歳を重ねたくないの、と。
恋の神さまは笑うかしら。
取り合ってはくれないだろう。
もちろん。
神に祈ったところで、叶わない願いもあるだろう。
それでも。
祈らずにいられない。
彼が1日を過ごす時、神さまほんの1秒だけ、私の時間を動かして。
そしたらいつかは。
二人の年齢は重なる?
ときどき。
kの若さや美しさに怯えてしまう。
なぜ、君は私を大好きだと言うのか。
その訳がわからないのに。
その訳はおそらく一生訊くことはできない。
いつも少し怯えながら。
私は君との恋に堕ちて溺れて
我が身を失う。
この、少しの悲しみと切なさとは。
歳下の男を愛した女にだけ与えられた
恋の特権
なのだろう。
なので私は。
それらを纏いながら。
君を愛するだろう。
惜しみなく、
惜しげもなく。
いつまでも。
#大人の恋#恋愛小説#二人でいる時の時間を止めて#恋の神さま、お願い


