在るがまま、ということ。

朝、サロンの入り口に看板を出しに行き

今日も雨が落ちている薄白い空を見上げる。

自室に戻って

ぼんやりしていたら

クライアント様用のスリッパに珈琲を溢した。

さまざまな別れがあった3月だった。

そして4月。

雨がちな始まりだけれども

浄化かしら、などと思ったりもしている。

クライアント様とお話させていただいている時間は

「自分の心を無にする」時間でもある。

ただ、真っ直ぐ

クライアント様の心に添う。

あるがままを受け容れる。

新しい季節が巡る。

桜は咲く。

あたりまえ

みたいに。

その「自然の摂理」に憧れる。

あたりまえに、

あるがままに、

誰の目も耳も、思考さえもまるで介せず

自分のまま。

自分らしく。

どんなに美しく

人の目を惹いても

自惚れもせず

ただ謙虚にそこに在り

見上げる人たちを魅了し

一才の躊躇いもなく

潔く鮮やかに散って

そしてまた

人々は

次の春を待ち侘びる。

あるがままで生きること

自己を受け容れること

それが「自然に」できたなら。

生きることに悔いや、迷いや、惑いなどは

減るのだろうと思う。

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