フォーカシング③ー曖昧な感覚・追体験・自己一致
フォーカシングの理論について
フェルトセンス
「曖昧な感覚」ーフェルトセンスーは
何らかの心理を伴うからだの変調や兆しを指す心理学用語。
からだのみに感じる外傷や打撲などの痛みは含まれません。
「なんだかあの時、嫌な感じだった」
「あれはどうも納得できない」
「なんとなくモヤモやが残る」など
心のどこかに、腑におちずに残っている感覚を持ったことはありませんか?
その感覚こそが、フェルトセンスです。
フェルトセンスは、クライアントの皆さまの
・さまざまな体験エピソードや感情
・浮かぶイメージなどを語る時の
・言葉の中にふと顔を出すもので
クライアント自身の自覚が伴わないうちは、非常に曖昧な表現となることがあります。
フェルトセンスは、ともすれば
気づかれることなく、長いあいだ放置されてしまうことのある、
密やかでひめやかな、深部からの声ともいえます。
フォーカシングでは
心のざわめきであるフェルトセンスに焦点をあて
それがもたらされた理由を見つけて
それらをどうしたいのか?を考えていきます。
過去の体験を思い出して追体験するプロセスで
自身のからだとこころの不一致に気づき
一致を目指していくのが
「フォーカシング」というメンタルカウンセリングなのです。
クライアントを導くカウンセラーは
最終目標を描いたり
自らクライアントを導いたりする立場に立つのではなく
あくまでクライエント様ご自身が、
何かを発見して掴むことをフォローします。
体験過程ー過去の追体験ー
体験過程は
「どうもスッキリしない」「モヤモヤする」「うまく言葉にできない」といった
ざわつく気持ちであるフェルトセンスを感じた地点がスタートとなります。
「フォーカシング」の提唱者であるジェンドリンは
このざわつく感じを、言葉(概念)として上手に表すことができない前概念的な感覚と表現しています。
フォーカシングでは
フェルトセンスに焦点をあてながら
過去の経験を追体験するこの「体験過程」を通じ
当時とは異なる視点で状況を見つめ直せるようになったり
ー無意識でー引きずってきたネガティブな要素から離れられるようになったりなど
新しい気づきを得ることを目的とします。
自己の一致
フォーカシングが目指す「終わり・目的・終着点」は
「自己が一致した状態」です。
例えば
親しい人が病気で亡くなったとき
その時は「覚悟していたからショックではない」と
穏やかな気持ちで受け入れていたとしても、
長い時間が経ってから、
何かの拍子に本当の気持ちが溢れて
涙が止まらなくなったりすることがあります。
この例では
「ショックはない」と、穏やかな気持ちで
親しい人の死を受け入れた瞬間に
実は「自己の不一致」が生じています。
フォーカシングでは
友人の死を思い出す追体験を行い
「実はショックを感じていたんだ」といった
自分の本当の気持ちを受け止め
無意識に隠れていた本心と自分自身とが一致するように
自分との対話を進めます。
この一連の流れが、前章の「体験過程」と呼ばれるものです。
そして自己の一致が得られた瞬間こそがフォーカシングの終着点と言えるのです。

心の言語化は、自分自身の中に潜む
─自分でも気づけていない─
深層や、無意識の領域にフォーカスし
ご自分の心の根幹を整える
一番シンプルで、一番大切な方法です
吐露したことの何もかもすべてを
一切否定されることなく100%受け容れられる、
深い安堵と自己受容を
感じていただきたいと思います。
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