フォーカシング②ーその効果と始まり
フォーカシングの特徴
- 心と体の反応に気づき、その反応に焦点を当てる
- 言葉にできない感覚(フェルトセンス)に意識を向ける
- 体験過程を重視し、気持ちを抱いて話すことに着目する
- 心の実感に触れることで、自分自身への理解を深める
フォーカシングの効果
フォーカシングには、フェルトセンス(曖昧な感覚)を感じているにもかかわらず、
気持ちを抑制し続けたために失ってしまった、
率直な感情を取り戻す効果があります。
また、そこから新しい概念に気づき
自分を悩ませていたモヤモヤから距離を置く方法を身につけることにも効果的です。
フェルトセンスを抑制してしまう時とは、例えば次のような場合です。
仕事や人間関係の中で「嫌だ」と思っていることがあるときに
「決まりだから」「みんなも我慢しているから」「仕方ないことだ」と言われ続けたらどうでしょう。
素直で真面目な人ほど
ルールを遵守しようとー無意識にー
自分の本当の気持ちを抑え込んでしまうのではと思います。
けれども「嫌だ」という感情が抑圧された状況が慢性化すると
正直な気持ちで上手く反応できなくなり
フォーカシングで言うところの「自己の喪失」が起こります。
フォーカシングのカウンセリングでは
クライアントの皆さまの不調が
身体のどこに、どのような形で出るのかを
カウンセラーが慎重に確認しながら
フェルトセンスから導き出された言葉を手がかりに
喪失した自己を再び見つける道筋を探ります。
そうして、もやもや感との関わりを通して自分のこころの求めを発見し
不快さや違和感、心身の不調などの問題を解決していくのです。

フォーカシングの始まり
フォーカシングを心理療法の技法として確立したジェンドリンは
アメリカの心理学者カール・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers, 1902-1987)が提起した
クライアント主体のセラピーの効果に着目し
そのプロセスを「体験過程(experiencing)」と名付けています。
この「体験過程」では
日常生活における体験を「過程(process)」であると解釈して
体験の内容よりも
得られる感覚に注目し、それを言葉などで表現することを目指します。
ジェンドリンは、このプロセスを、
カウンセリングでより効果的に用いていかれるよう、
フォーカシングという技法として体系化したのです。
心の言語化は、自分自身の中に潜む
─自分でも気づけていない─
深層や、無意識の領域にフォーカスし
ご自分の心の根幹を整える
一番シンプルで、一番大切な方法です。
吐露したことの何もかもすべてを
一切否定されることなく100%受け容れられる、
深い安堵と自己受容を
感じていただきたいと思います。
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